1新規有用微生物の探査

有用微生物の探索と機能性の解明、産業利用を目的とした基礎研究

発酵食品や農業・医薬品・工業等、様々な分野に微生物の能力が利用されています。
現在知られている微生物種は17万種ですが、氷山の一角です。
地球上には、その数万倍の未知微生物種数がいるとも言われています。
自然界から有用微生物を探索し、その特性や産業利用の研究を行っています。
実施例

「野生鹿の胃部の有用微生物探査」
野生鹿は、樹葉・樹皮・樹木等を食べています。
消化器官に生息する微生物や酵素を利用して、植物に含まれるセルロースを分解・消化吸収しています。
人間が利用できない繊維質や質の低いタンパク質を含む草を食べ、体に必要な栄養に変換することができるのです。
鹿の胃に住み着いたこのような植物性繊維を分解出来る微生物を単離し、産業利用を目的とした基礎研究を行っています。
※セルロース:
植物細胞の細胞壁および繊維の主成分で天然の植物質の1/3を占め、地球上でもっとも多く存在する炭水化物です。
また、人間の消化器官では分解することは得意ではないと言われています。
協力機関・関連機関等
・丹波鹿利用組合                                                                           
・公益社団法人実験動物中央研究所
・神戸学院大学