実施例
「野生鹿の胃部の有用微生物探査」
野生鹿は、樹葉・樹皮・樹木等を食べています。
消化器官に生息する微生物や酵素を利用して、植物に含まれるセルロースを分解・消化吸収しています。
人間が利用できない繊維質や質の低いタンパク質を含む草を食べ、体に必要な栄養に変換することができるのです。
鹿の胃に住み着いたこのような植物性繊維を分解出来る微生物を単離し、産業利用を目的とした基礎研究を行っています。
※セルロース:
植物細胞の細胞壁および繊維の主成分で天然の植物質の1/3を占め、地球上でもっとも多く存在する炭水化物です。
また、人間の消化器官では分解することは得意ではないと言われています。
①分離された微生物の分布比較
②分離菌株と系統樹
③分離部位別活性比較
協力機関・関連機関等
・丹波鹿利用組合
・公益社団法人実験動物中央研究所
・神戸学院大学